【円安】と【円高】が日本株・米国株に与える影響

FIRE(Financial Independence Retire Early)

どうもどうも、早速行きましょう。
昨今の円安がどこまで続くのか、なによりFXで4万負けているmonoです。
いつになったら円安に向かうのか気になったので、調べてみました。

中上級者向けの内容かもしれませんが、初心者の方でも勉強になると思います。
この記事を読めばどういうロジックで経済、株価が動くのか、
経済の景気感などが読み取れるようになります。

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円安ドル高、円高ドル安に影響する代表的な指標

政策金利

FRB政策金利(上限金利) アメリカ
日銀政策金利 日本
日本は近年政策金利を上げられない状況(ゼロ金利政策)。

政策金利を上げる→中小企業は設備投資に積極的にない
→お金を借りなくなる→会社の設備を買い替えできない、人を雇えない。
→物の購入を控える、失業率上昇、会社を大きくできない
→物が売れない、売り上げが上がらない、物流が止まる。

という悪循環になる。また、日本の中小企業は脆弱であり、
金利を上げると倒産してしまう企業も多くあるため金利を上げられない状況。
ここ最近は上限金利を上げようと示唆しているが、為替市場を牽制しているように思える。

コアCPI

アメリカ コアCPI(CPI(消費者物価指数)から食料(酒類を除く)とエネルギーを除く指標)
この指数が高くなると、消費者が日常的に使っている
生活用品の物価が高くなっていることを示している。
簡単に言えば物価高騰を鎮めるためには政策金利を上げる必要がある。
日本   コアCPI(CPI(消費者物価指数)から生鮮食品を除く指標)

失業率 

アメリカ 失業率4~5%を完全雇用としておりFRBはこの水準を目指している。
日本 失業率2~3%を完全雇用としており、日銀ハンコの水準を目指している。
失業率が上がるということは、会社の経営・売上が悪くなっている
→会社拡大のために設備投資ができなくなる
→雇用できなくなり、失業率が上がる。

ISM製造業景気指数 ISM非製造業景気指数

全米の製造業の300人以上の購買・供給管理の役員に、
生産、新規受注、在庫、価格、雇用などの項目について、
前月と比較し【良い・変わらず・悪い】から選択してもらい、
結果をパーセンテージで表したもの。

景気の拡大・縮小と目安、分岐点となるのが50
50を上回れば景気拡大、下回れば景気縮小。
前月よりも景気がどうなっているかも確認しなければならない。 

PMI(購買担当者景気指数):Purchasing Managers’ Index

企業の購買担当者に景況感などのアンケート調査を行い、
改善・横ばい・悪化の3択で、%を単位として、
(改善の割合 – 悪化の割合)÷2+50で数値化したもの。
見方はISMと同様 50を上回れば景気拡大、下回れば景気縮小。

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円安になるタイミング

円安は簡単に言えば日銀政策金利より、アメリカの政策金利の上限が高いとき。
日本円を持つよりも、アメリカドルを持っていたほうが金利が付くため、日本円の価値が下がり円安になる。
なによりも大きく動くのはFOMCにて、
市場と反して政策金利上限を上げるという予測が
出た時や予想外の政策上限を予想よりも

上げるなどというサプライズが出た時。
市場と見方が一緒であればサプライズにはならなず、あまり為替の動きはないと見られる。

上級者にアップするためにはこちらを見ましょう!

現在のFRBの政策金利(上限金利)はこちら

マネックス証券 経済指標カレンダーより

現在は政策金利の上限は5.5%

FRBの政策金利の予想はこちら

CME FedWatch Tool
この中のTarget RateのProbabilitiesを選択すると出てきます。

この表の見方は次の11/1のFOMCで66.5%確率で上限金利が据え置かれると予想しており、
33.5%の確率で0.25%の利上げが予想されている。

円高になるタイミング

簡単に言えば上記の逆です(笑)

円安の影響

日本株に与える影響
日本円が安くなっているので、海外投資家から資金が集まり、株が買われる。
→日本株が買われ、日本株が株高になる。

最後に

以上参考になれば嬉しいです。
円安円高になる兆候を掴むのは各指標を見なければなりません。
各証券会社で今週の発表する指標サイトを紹介します。

参考までに
マネックス証券
SBI証券
楽天証券

個人的にはマネックス証券を見ています。
国別表示や日、週、月毎にも表示でき、見やすいです。

私は株式投資に慣れてきた位で1~2年でどういうロジックで経済を見ればいいのか、
気になっていました。
むしろ最初から気になっていたかもしれません。

この世の中が資本主義である限り、株式投資は資産形成上、必須項目です。
日本は人口減少国。平均年収は下がる一方です。
GDP成長は上がりづらい、むしろ下がる可能性大。

人がいなければGDP成長はないと私は考えています。
でも、インフラの安全性は世界一。ある程度お金があれば住みやすい。

なんだかんだでお金は必要です。
あるに越したことはない。

2023.10.11現在 1ドル148.85円 投資しづらい相場が続いてますが、
コツコツと投資し続けましょう!
頑張りましょう!!

番外編

日本は輸出国家?気になったので調べました。
結果、近年は輸出・輸入額同じぐらいです。
一昔前はトヨタなど牽引していたため、
輸出国家であったが、今は製造工場拠点が日本ではなく海外にある。

1950~2021年までの年間の輸出入額を見てみましょう。

財務省貿易統計より

2010年代までは輸出国家って感じですけど
近年はトントンな感じですね。
中身を見て行きましょう。

輸出品目

輸出品目
1位:21.1% 輸送用機器(うち自動車14.0%)
2位:19.2% 一般機械
3位:18.7% 電気機器(うち半導体等電子機器6.0%)
4位:13.8% その他
5位:12.5% 化学製品
6位:11.0% 原料別製品
食料品は1.2%しか輸出してないんですね~

輸入品目

輸入品目
1位:16.7% 電気機器(うち半導体等電子機器3.7%、通信機4.2%)輸送用機器(うち自動車14.0%)
2位:16.6% 鉱物性燃料(石油、天然ガス、石炭等の化石燃料)
3位:14.7% その他
4位:11.5% 化学製品
5位:10.4% 一般機械
6位:9.8% 食料品
7位:9.7% 原料別製品
輸出と比べると化石燃料や、食料品は多くなりますね。

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